ホームページのキャッチコピーの作り方|成果を出す「伝わる言葉」の5つのコツ
「ホームページに、どんなキャッチコピーを入れればいいか分からない」
「アクセスはあるのに、問い合わせにつながらない」
そんな悩みはありませんか?
結論から言うと、ホームページのキャッチコピーは、「自分が言いたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」を、ひとことで伝えられるかで決まります。
この記事では、コピーの専門家でなくても実践できる「伝わるキャッチコピー」の作り方を、5つのコツと具体的なステップ、そしてやりがちなNG例の改善方法までまとめました。
そもそもキャッチコピーとは?なぜそんなに重要なのか
キャッチコピーとは、ホームページを開いた人が最初に目にする「ひとことのメッセージ」です。多くの場合、トップページの一番上(ファーストビュー)に大きく表示されます。
なぜ重要かというと、訪問者はページを開いた直後のわずかな時間で「読む価値があるか」を判断し、ピンとこなければそのまま離れてしまうからです。
どれだけ中身の良いサービスでも、最初のひとことで「自分に関係ある」と思ってもらえなければ、スクロールすらされません。キャッチコピーは、続きを読んでもらうための「入口」なのです。
良いキャッチコピーの3つの条件

伝わるキャッチコピーには、共通する条件があります。
条件 | 意味 |
|---|---|
誰に向けた言葉か明確 | 「この人に言っている」と読者が感じる |
何が良くなるかが分かる | 読者にとっての"得"が見える |
具体的でイメージできる | 抽象的な言葉で終わらない |
この3つを意識するだけで、コピーは見違えます。では、具体的にどう作るのか。5つのコツを見ていきましょう。
コツ1:ターゲットを「一人」に絞る
「みんなに向けた言葉」は、結局誰にも刺さりません。
「品質にこだわるすべての方へ」よりも、「はじめてホームページを作る個人事業主の方へ」のほうが、当てはまる人には強く響きます。
万人受けを狙って言葉を広げるほど、メッセージは薄まります。たった一人の理想のお客様を思い浮かべ、その人に語りかけるつもりで書きましょう。
コツ2:「特徴」ではなく「ベネフィット」を伝える
これが最も大切なコツです。多くの人は、つい自分のサービスの「特徴(機能)」を書いてしまいます。しかし読者が知りたいのは、それによって自分がどう良くなるか(ベネフィット)です。
特徴(言いがち) | ベネフィット(伝わる) |
|---|---|
「最新のCMSを採用」 | 「専門知識がなくても、自分で更新できる」 |
「オリジナルデザイン対応」 | 「他社と被らない、自慢できる見た目に」 |
「レスポンシブ対応」 | 「スマホでもきれいに見えて、機会を逃さない」 |
ポイントは、「だから何が嬉しいの?」を自分に問い続けること。特徴を一段「読者の得」に翻訳すると、コピーは一気に伝わるようになります。
コツ3:数字で具体性を出す(ただし"本当の数字"だけ)
「たくさんの実績」より「100社以上の制作実績」のほうが、具体的でイメージできます。数字は、抽象的な言葉に説得力を与えます。
ただし注意点が1つ。根拠のない数字は絶対に使わないこと。「満足度No.1」「売上が大幅アップ」など、裏付けのない表現はかえって信用を落とします。使うなら、実際の数字だけを、正直に。これは私たちが記事を書くときにも徹底しているルールです。
コツ4:疑問形・呼びかけで「自分ごと」にする
「〜しませんか?」「〜でお悩みではありませんか?」という問いかけは、読者の頭の中に「たしかに…」という反応を生みます。
人は質問されると、つい頭の中で答えてしまうもの。断言だけでなく、問いかけを混ぜることで、読者は「これは自分の話だ」と感じやすくなります。この記事の冒頭も、まさに問いかけから始めています。
コツ5:声に出して読み、第三者に見せる
書き上げたコピーは、必ず声に出して読んでみてください。読みにくい、息継ぎが苦しい、回りくどい——音読すると、不自然さがすぐ分かります。
さらに、ターゲットに近い誰かに見せて「これ、何の会社か分かる?」「読みたくなる?」と聞いてみましょう。書いた本人は内容を知っているから伝わって見えるだけで、初見の人には届いていないことがよくあります。
キャッチコピーの作り方【5ステップ】

実際に作るときは、次の順番で進めるとスムーズです。
- ターゲットを決める(理想のお客様を一人に)
- ベネフィットを洗い出す(その人にとっての"得"を書き出す)
- 言葉にして候補を複数作る(最初から1つに絞らない)
- 絞り込む・磨く(短く、具体的に、音読でチェック)
- 試して見直す(反応を見て、必要なら差し替える)
キャッチコピーは、一度作って終わりではありません。反応を見ながら育てていくものだと考えてください。
やりがちなNG例と改善(ビフォーアフター)
NG例(よくある) | なぜダメか | 改善の方向 |
|---|---|---|
「最高品質のサービスを提供します」 | 誰に何が良いか不明・抽象的 | 誰の・どんな悩みが解決するかを書く |
「私たちは〇〇株式会社です」 | 自分主語で読者の得がない | 読者主語(あなたが〜できる)に変える |
「こだわりの〜」「想いを込めて〜」 | 言いたいことが伝わらない | 具体的なベネフィットに置き換える |
情報を詰め込んだ長文 | ひとことで頭に入らない | 一番伝えたい1点に絞る |
制作現場から:お客様のコピーで一番多い"つまずき"
ホームページ制作のヒアリングで、お客様に「キャッチコピーは?」と尋ねると、多くの方が「自分が言いたいこと(こだわり・想い)」を挙げます。それ自体は素晴らしいことですが、そのままでは読者に届きません。
私たちの仕事は、その想いを「お客様にとっての良いこと」に翻訳すること。同じ内容でも、主語を「自分」から「読者」に変えるだけで、伝わり方はまるで変わります。コピーに迷ったら、「これは"自分が言いたいこと"になっていないか?」と一度問い直してみてください。
よくある質問
Q. キャッチコピーは長いとダメですか?
長さよりも「ひとことで頭に入るか」が大切です。一文が長くても、伝えたいことが1点に絞れていれば問題ありません。逆に短くても、何の話か分からなければ意味がありません。
Q. プロに頼まず自分で作っても大丈夫?
もちろん可能です。自社のことを一番分かっているのは自分たちです。ただし「自分目線」になりやすいので、第三者の視点を入れるのがおすすめ。客観的なチェックが必要なら、ホームページ制作会社に相談するのも一つの手です。
Q. 良いコピーが思いつきません。
まずはベネフィットを箇条書きしてみてください。きれいな言葉にする前に、「お客様にとっての得」を10個ほど書き出すと、その中に種が見つかります。
まとめ
ホームページのキャッチコピーの作り方を、おさらいします。
- キャッチコピーは続きを読んでもらうための入口
- 「自分が言いたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」を書く
- コツは5つ:①ターゲットを絞る ②ベネフィットを伝える ③本当の数字で具体化 ④問いかける ⑤音読・第三者チェック
- 作り方はターゲット→ベネフィット→言葉化→絞る→テストの5ステップ
- 一度で完成させず、反応を見ながら育てる
たったひとことでも、言葉は成果を大きく変えます。まずは、あなたの理想のお客様の顔を思い浮かべることから始めてみてください。
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